関東1都3県の市・区における議会基本条例の制定状況の調査を行った(2015年8月調査)。
1.関東1都3県の市・区における議会基本条例の制定状況
東京23区議会
- 制定区:2区(荒川区・板橋区)
- 制定率:約9%
東京26市
- 制定市:7市(八王子市、立川市、調布市、小平市、東村山市、国立市、多摩市)
- 制定率:約27%
神奈川県19市
- 制定市:12市(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、秦野市、大和市)
- 制定率:約63%
千葉県36市
- 制定市:9市(銚子市、館山市、松戸市、成田市、佐倉市、市原市、流山市、我孫子市、四街道市)
- 制定率:約25%
埼玉県39市
- 制定市:14市(さいたま市、熊谷市、所沢市、飯能市、本庄市、東松山市、春日部市、戸田市、和光市、富士見市、三郷市、坂戸市、幸手市、鶴ヶ島市)
- 制定率:約36%
2.関東1都3県の市・区における議会基本条例の制定率ランキング
- 1位 神奈川県 約63%
- 2位 埼玉県 約36%
- 3位 東京26市 約27%
- 4位 千葉県 約25%
- 5位 東京23区 約9%
※東京23区および東京26市をあわせても、東京都の議会基本条例の制定率は約18%であり(9自治体/49自治体)、関東1都3県のなかで制定率が低いことがわかる。とくに、東京23区の議会基本条例制定率は極端に低く、議会基本条例制定という指標でみる限り23区議会の改革は決して進んでいるとはいえない状況にある。