投票率と政党の得票率
5.1 投票率
この選挙の投票率は選挙管理委員会をはじめ、マスメディアや地域メディアが投票を呼びかけたにもかかわらず前回(43.51%)から少し下がり、43.12%であった。
2015年4月26日の投票率:43.12%
投票率は下がったが、江戸川区議会議員の平均年齢は、55.8歳から52.5歳へと一定程度の若返りが実現した(20歳代が3人、30歳代が5人当選)。江戸川区民の平均年齢が40代前半であるから、少し近づいたといえる。また、新人議員が7人誕生したことは区議会の新陳代謝が進んだともいえる(44人中7人の約16%が新人議員)。
5.2 政党の得票率
自民等・公明党・共産党・民主党・維新の党の得票数と得票比率を整理したものが下の表である。
(参考)2011年の選挙
今回の結果表をみると、自民党の得票率が36.7%から33.8%へ若干下がる一方で、公明党は22.9%から21.9%と現状維持になっている。また、共産党は9.6%から11.8%へと上昇している。維新の党ははじめて2議席を獲得した形となっている。自民党の得票率が下がった影響で、自民党議員は15人から13名に減少している。ただし、江戸川区議会において、自民党と公明党で過半数を占めているところは、前回選挙と変わらない。
5.3 各候補者の得票率
2015年の選挙でのトップ当選者の得票は、7,197票であり、最下位当選者の得票は3,261票であった。今回の投票総数が225,705票であることから、トップは約31人に1人から得票し、最下位は約69人に1人から票を獲得したことになる。他方、落選者についてみると、落選者のトップが3,091票であり、落選者最下位は270票であった。
各候補者の得票をみてみると、最下位当選とトップ落選者がわずか170票の差である。得票率が40位以下では、得票数にそれほど大きな差が開いてはいない。つまり、僅差で当落が決定される状況は前回と変わらない。
※赤線までが当選